京都の保険代理店 サポートフォース

WEB 相談
友だち追加
電話相談
アクセス
資料請求
お問合わせ
コラム

保険に加入する側と売る側の私~新人保険募集人録~

保険代理店で働き始めるまで、保険について何も知らなかった新人募集人が感じた保険と代理店の存在意義。

保険に加入する意味とは?代理店の存在意義とは?お客さんだった自分と売る側になった自分の両方の目線を経て感じた事。

第一章~保険の意義と認識~

私は「保険」というものを保険代理店に入るまで何も知らず、深く考えたことも無かった。しかし保険に携わるようになって思えば、世の中の様々な場面や状況の裏に「保険」が存在し、知らない間に密接に関係していたのだと改めて思う。
賃貸マンションに住んでいる時、乗り物に乗っている時、何かを食べている時、例を上げれば・キリがないくらいに裏では常に「保険」が待機している。
では何故、私は「保険」について何も知らず、考えようともしなかったのだろうか?
それは、何も起きていないからである。
例え何か起きていても、私はそれが「保険」で対処できるという発想にすらなって無かっただろう。
何かが起きて初めて「保険」は存在意義を見出すが、以前の私はただ無知だった。
つまり、なんとなく「保険」に人っているだけだと必要な時に見逃す可能性すらあるのが「保険」であると私は思う。

第二章~保険選びの考え方~

『保険』といっても世の中には様々な商品が存在する。
中には理想の保険があるだろう・・ただ、真逆の保険も存在する・・
少なくとも当時の私には何が理想でどんな「保険」に人っていればいいかなど考えもしなかったし、そのような「保険』には出会えなかっただろう。
ただ、そんな私でも唯一魅力的な「保険」を知っていた。
それは「保険料が安い保険」である・・ これは非常に魅力的で安い保険料と同時に「保険」に入っているという安心感が得られる。
そして当時の私は、それを理由にどんな補償なのかを詳しく知らず毎年のように保険料を払っていた。

第三章~保険募集人になって~

私は「保険」について何も知らなかったが、保険代理店に人った事で価値観が180度変わることになった。

例えば、火災保険に水災特約が付けられることを知っていただろうか?
そもそも火災保険は火災だけを補償する保険ではない。これは意外と知られていない。

水災特約を簡潔に説明すると「土砂崩れ」による損害、洪水などによる「床上浸水」時の損害を補償する特約である。
ここで考えたいのが、お客様にとってこの2つのリスクは高いか?低いか?である。
例えば、市内のマンション5階に住んでいる場合、水災特約は必要だと思うだろうか?
結論を言えば正解はない。ただ、私はそれを付帯することを薦めない。
だからと言って5階に床上浸水は無いと断言はできない・・・
重要なのは、お客様がそのリスクをどう考えるかであると思う。

では、当時の私は何を考えていたのだろう・・・ハッキリと断言できることがある。
「なぁ・・何故、良く分からない保険に意味もなく毎年のように何万円も払わないといけないのだ」と
保険料が『安い』か『高い』か・・私の基準はただそれだけだった。
そして何をもって安いのか高いのかすら、分かっていない。その時の気分のように上記で述べたような保険や補償に対してリスクなど全く考えていなかった。
それが良いことなのか悪いことなのかは一旦置いて・・・
私はただ、保険料が高いか安いかだけで判断していたので、それが本当に自分にとって必要な保険で、万が一の時に機能したかどうかは分からない。実際のところ、何に加人していたかすら記憶にない。
しかしながら、今の私は疑問を抱く一方で、保険加入する際の決め手が保険料の安さであっても良いと思う。

そもそも、お客様の収人や環境によって保険加人の優先順位は前後し、保険の存在意義は加人者に何か不幸や予期せぬことで本来の生活に支障が出た時、それを保険金という形で少しでも元の生活に戻すための備えであるのに、その保険料の高さによって普段の生活の苦になっては本末転倒である。
つまり、商品を買う側にとって保険料の安さは重要な基準であり、その金額に見合った保険や補償を見つける必要がある。

そして、私は保険代理店に入り学んだことがある。
私たち代理店側は、決して保険料の高さや安さの基準を作ってはいけないことである。
同じ保険や補償を長く扱っていると、無意識にこの保険は「高い」「安い」など自分自身の価値観で保険や補償に価値を付けてしまい、お客様の感覚や価値観を疎かにしてしまうことがある。
保険料が高いかどうかはお客様次第である。
だからこそ、私たち代理店はお客様のニーズを聞き、それに合ったベストな保険や補償を提案する。それこそが代理店としての存在意義であると私は考える。

しかし、お客様は保険料の安さにこだわり、代理店はお客様のニーズにこだわり、
お客様の最大の要望である保険料の安さを無理矢理合わせた時、私たち代理店の存在意義はなくなるかもしれない・・・

関連記事

PAGE TOP