地震で自動車に被害があった時に補償される保険とは
1995年1月17日 阪神淡路大震災
2011年3月11日 東日本大震災
2016年4月14日 平成28年熊本地震 など、日本に住んでいると地震とは切っても切れない関係にあります。
先日も大分県を震源として大きな地震が発生しました。
被害に遭われた方にお見舞い申し上げますとともに少しでも早い回復を祈っております。
地震保険では自動車も補償される?
いつ起こるか分からない地震に対して出来る備えが、火災保険に付帯できる【地震保険】です。
2020年の調査では火災保険加入者の68.3%の方が加入され、地震保険加入者は2003年度以降18年連続の増加となっています。(2020年度地震保険付帯率:損害保険料算出機構HPより)
火災保険に付帯する地震保険の補償の対象は建物や家財といった財産に対してですが、では自動車に対しては補償されるのでしょうか?
答えは「NO」です。自動車は家財に含まれませんので、地震が発生して自動車に損害を受けても火災保険に付帯している地震保険では補償されません。
車両保険では地震の被害は補償されない?
自動車保険の車両保険では対象にならないの?とご質問をいただきます。
車両保険では台風や洪水、高潮などの自然災害による被害は含まれますが、「地震・噴火またはこれらによる津波により被った損害」に対しては補償されません。
自動車が地震で被害があった場合の保険は?
では地震で損害を受けた自動車を補償できる保険はないのでしょうか?
答えは、「あります。」
自動車保険の車両保険に付帯する地震・噴火・津波車両全損時一時金特約です。(特約名は保険会社によって異なる事があります。)
地震に対しての補償はオプションの為、通常付帯はされませんので契約時に確認が必要となります。
また、一時金として一定額までが支払われる特約となっているので基本の車両保険とは支払われ方が異なるので注意が必要となります。
損保ジャパン THEクルマの保険
弊社取り扱いの損保ジャパン『THEクルマの保険』では、【地震・噴火・津波車両全損時一時金特約】として車両保険の一般条件に加入している契約にオプション付帯することが可能です。
補償内容としては、『地震・噴火・津波により、ご契約の自動車のフレーム、サスペンション、原動機などに所定の損害が生じた場合やご契約の自動車が流失または埋没し発見されなかった場合、運転席の座面を超えて浸水した場合などに、地震・噴火・津波車両全損時一時金として50万円(車両保険金額が50万円を下回る場合はその金額とします。)をお支払いする特約です』とあります。
※ この特約は、車両保険の種類が「一般条件」のご契約に付帯することができます。
承認番号:SJ22-03955 承認日:2022/07/06
地震による自動車への損害を補償する特約を付帯するメリットとデメリットは?
車両保険での地震・噴火・津波車両全損時一時金特約では、どのような損害を受けても必ず原状回復ができる補償というわけではありません。
通常の車両保険では設定の保険金額を上限に実際の損害に対しての修理費が支払われますが、地震特約では一時金払いなので、修理費が高額になったり全損になってしまった場合は足りないという状況になってしまいます。
しかし、支払われた一時金を次の車を購入する費用に充てることはもちろん、一時的な生活復旧費用に充てる事も可能となります。
お住まいの地域や自動車の使用状況などにより自動車に対する補償の必要性は異なりますので、ご自身の状況によってご検討されてみてはいかがでしょうか。
地震に備える保険の相談ならサポートフォースへ!
サポートフォースでは、皆様の保険の疑問にもお答えさせていただきますのでお気軽にお問い合わせください。
ネットでのお気軽なご相談も受け付けています。